早速組み立ててみると、まあ、想定通りの粗悪品でした。粗悪品であればあるほど、ブログのネタになります。
【棒ネジの長さ不足】
筐体下部のY軸方向の棒ネジの長さが足りません。組み立てミスかなと思ったのですが、どうもアクリル板の厚みを親切に増してくれているようで、しかしながらそれに伴う棒ネジの長さの変更が考慮されていなかったようです。
仕方ないので、スプリングワッシャーとワッシャーを省略してなんとかねじ込みました。それでもナイロンナットのナイロン部分に掛かってなくて、動作中に緩んでしまわないか不安です。
後で交換しなければなりません。
【全部六角穴付ネジ】
全てのネジが、六角棒レンチで回すネジになっています。フルキットということで、工具不要というか工具付きにするための施策なんでしょうか。すごく回しにくいです。
しかも六角穴の精度が悪く、舐めやすいネジが結構な頻度であります。
分解整備するたびに、普通のプラスネジに変えていこうかなと思っています。
【部品が干渉する】
@液晶基板の裏から出ている足が長すぎて筐体に干渉します。ニッパーで切って回避しました。
AArduino互換基板のDCジャックと基板カバーが干渉します。互換性とは何か、考えさせられます。。。基板カバーは装着しないことにしました。
BArduino互換基板の固定用穴とピンヘッダの位置が近すぎて、ネジの頭がピンヘッダに干渉します。そこのネジは省略することで回避しました。もともと3か所固定の仕様なので、2か所だけで止まっている状態で不安定です。3Dプリンタの動作としては問題なさそうですが、コネクタの抜き差しの時に基板に余計な力が掛かってしまうのが不安な感じです。
【付属の配線図がテキトー@】
ホームポジションに移動する操作をしてみたところ、X軸が逆方向に動きました。そっちにはリミットスイッチが無いので端まで行ってガガガッと音を立てます。急いで電源を切りました。
ベルトを固定する部品がマイナーチェンジしているようで、配線図を作ったときとは逆に動くようです。
コネクタを逆ざしして、正常に動作するようにしました。
【付属の配線図がテキトーA】
X軸のリミッタスイッチは正常動作したのですが、Y軸が正常動作しません。YとZを入れ替えてみたら、Y軸については正常動作するようになりました。しかし、Z軸が正常動作しません。
正解は、XYZを一個飛ばしに配線することでした。完全に配線図のミスです。
【電源がうるさい】
電源のファンがうるさいです。自作PCの安物電源よりうるさい感じです。
240Wの電源で、PCで考えると大したことない容量なので、もうちょっと静かにできそうな気がします。
静音ファンに換装するか、電源ごと変えてしまうか、考え中です。
【大事な部品が欠品】
フィラメントを射出する部品(ホットエンドというらしい)が入ってませんでした。
中国人と英語で交渉する元気がないので、別の出品者から買うことにしました。
PayPalクレジットもちょっと残っているので、まあ、いいかなと。
というわけで、ホットエンドが船便で届くまで、完成できません。
とは言え、PCにソフトウェアをインストールしてヘッドが動く様子も観察できるようになり、3Dプリンタの理解が進む環境が整ってきました。適当なモデルを読ませてPCから送り込んだり、SDカード経由でスタンドアロンで動してみたり、使い方をしらべていこうと思います。
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